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神前(しんぜん)
玉串(たまぐし)とは、榊(さかき)の枝を切り取ったもので、もともとは、降臨した神霊が宿る場所である「依代(よりしろ)」としての意味がありました。語源については諸説ありますが、江戸時代中期の国学者・本居宣長(もとおりのりなが)は、「手向串(たむけぐし)」の意であると述べています。通常は、枝の根元を神前に向けて捧げますが、伊勢神宮では葉先を神前に向けて捧げるのが伝統となっているようでが,これは刺し立てて奉った遺風といわれています(井上順孝ほか編『縮小版 神道事典』[平成11年] 弘文堂 202頁)。 |
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【1】玉串は、神職から上図のような形で渡されますので、右手で根元を上から、左手で上部を裏から持ち、神前へ進みます。 【2】神前へ進んだら、玉串の根元が神前に向くように、時計回りに玉串を回転させます。 |
【3】次に、根元を神前に向けたまま、神前に設置されている「案(あん)」と呼ばれる台の上に玉串を両手で静かに置きます。 【4】最後に、その場で二礼二拍手一礼をして心の中で神様に願意を伝え、自座に戻ります。 |
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